7月4日(金)、いのちの教育参観日を行いました。本日は、身体の健康や人権に関する学習を公開しました。3名のゲストティーチャーの方に、大変お世話になりました。
1年生は、「バランスよくたべよう」という学習で、第二学校給食センターの上田先生をお招きして、3つの栄養素をバランスよく食べる大切さについて考えました。給食センターの調理員さんの体験もして、心をこめて調理してくださっている思いにも触れることができました。
2年生は、鳥取県民カレッジの田中作治さんをお招きして、手話の学習をしました。子どもたちは事前に作治さんの生き方について学んでおり、実際に作治さんから思いを聞くことができました。本校の校章の刺繡をしてくださったのは作治さんだと知り、驚きました。「何事も前向きに挑戦してみる。考え、やらないとできない。」など、作治さんは、ご自身が前向きに生きてこられたことを、一生懸命2年生に伝えてくださいました。手話で、自己紹介も上手にできましたし、「ふるさと」の歌を手話で楽しむこともできました。
3.4年生は、「歯のみがき方」について学びました。動物や人間の歯のクイズから「歯」に興味をもち、歯を大切にすることが健康につながることを学びました。最後に歯を青く染めて、磨き残しを確認しました。自分の歯のどの部分が汚れやすいか、どのように磨くと汚れが落ちるかを知ることができました。みんなが楽しそうに歯を磨き、授業の終わりには、歯がつるつるになりました。これからもしっかりみがいて、健康な体を守っていきましょう!
5.6年生は、法務少年支援センターから法務教官の下村様をお招きし、「SNSとのつきあい方」について学びました。SNSで人と顔を合わせず文字だけでやりとりをすると、思い込みや受け取り方の違いでトラブルになることや、しくみを知らないと自分や人を傷つけることになってしまったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする危険性もあるということなどを分かりやすく教えていただきました。高学年になると調べることも多く、様々な情報にふれる機会が増えます。正しい情報を安全に選ぶ力をつけてほしいと思います。
公開学習の後は、学校保健安全委員会を行いました。法務少年支援センターの下村様に「SNSとの付き合い方」という演題でご講演いただきました。「スマホのしくみや危険性を教えずに子どもに与えることは、使い方を教えずに包丁を持たせることと同じ。」「『子どもがスマホやゲームが止められず、困っている』との相談。与えた親がこれまでの与え方を振り返った上で、子どもとルールについて話し合うこと。」「スマホやゲームを与えるとき、主導権は『親』。『使い方が悪ければ使わせない』という条件をつけてお試しで与え、条件に合わなければ中止すること。子どもに主導権を握らせない。」など、保護者の方の参考になるお話をたくさんしていただきました。SNSとの付き合い方については、これからも様々な角度で大人も勉強していかねばなりません。